IPH工法についてのよくあるご質問

コンクリートの寿命はどれくらいですか?

気象条件などによっても異なりますが、海岸近くなどの悪条件下で50年、好条件のもとで100年と言われています。ただし、新耐震基準ができる1981年以前の施設は耐震性を調査する必要があります。

IPH工法は橋などを利用しながらの施工は可能ですか?

はい、可能です。道路・鉄道・空港等、施設の供用を妨げず、利用したままの状態で施工が可能です。

IPH工法はどんなに大きなビルでも修復できますか?

劣化の具合にもよりますが、どんなに大きなビルでも修復可能です。

微細クラックにも樹脂注入できますか?

従来の工法では不可能だった表面からは見えない0.1mm以下のクラックにも注入が容易にできます。計測実績では、0.01mmの微細クラックまで注入可能です。

コンクリート内部30センチ以上に樹脂注入できますか?

独自開発の「穿孔」「空気抜き」「安定的な超低圧」によって、従来の工法では不可能だった躯体表面から30センチ以上への注入が可能です。

鉄筋の錆び止めもできますか?

鉄筋周囲への注入効果によって内部鉄筋の付着強度や防錆効果を高める注入工法であり、また下地調整用セメントペースト成分が、内部鉄筋まで浸透することによって、大いに錆び止め効果も期待できます。

耐力はどれくらい回復しますか?

新設時よりもコンクリート躯体強度が増し、耐久性、耐震性の向上が大いに期待できます。広島大学大学院工学研究科(耐震)の劣化コンクリート構造物の強度回復実験において、破壊前よりも1~3割程度の耐力上昇が確認されました。

IPH工法では何年くらい延命できますか?

施設の環境にもよりますが、30年以上の延命を基本とし、それ以上をめざしています。